<この記事の要約>
・買うなら「純金上場投資信託」(証券コード1540)一択ETFとはExchange Traded Fund の略で日本語で上場投資信託のことです。
株式と同じように証券会社に口座があれば買い付けることができます。
金ETFはゴールドの値動きと連動するように設計されており、オーストラリアで2003年に上場されたのを皮切りに大ヒットしました。
株式と全く切り離された値動きをするゴールドをポートフォリオに組み込むことは、機関投資家にとって合理的な選択だったためです。
それまで運用規約の関係で機関投資家はゴールドをポートフォリオに組み込めなかったのですが、投資信託でしかも「株式市場に上場されて株と同じように取り引きできる」という点が彼らの需要を満たしたわけですね。
世界最大の金ETFはSPDRゴールドシェアです。
彼らのサイトに飛ぶとわかりますが
http://www.spdrgoldshares.com/japan/japanese/
保有するゴールドバーのシリアルナンバーやら、監査報告書やら、組成されてから現在に至るまでの保有重量の推移やら偏執狂的にアップロードされています。
(日本語版だと2008年以降、英語版だと2004年以降の保有重量推移をエクセルで閲覧できます。)
彼らのお仕事は
客がETFを買う→対応する分量の金現物を買い付ける。
客がETFを売る→対応する分量の金現物を売る。
というもので株式市場と金市場をつなぐ導水管ともいわれており、機関投資家がこのETFを買い付けたことが金相場の上昇に影響を与えたのは間違いありません。
さて我々が日本で買うべき金ETFはSPDRゴールドシェアではなくて
「純金上場投資信託」(証券コード1540)です。
<理由>
・1口の価格がゴールド1gの価格と連動していて買い付けやすい。
厳密にいうと1g弱ですかね。信託報酬の分があるから
・出来高が国内で一番多い。
出来高の少ないETFを成り行き注文で買ったりすると不当に高値をつかんでしまいますが
このETFなら大丈夫
・1036口集めると1kgのバーに転換可能!
設定当初は1000口だったと思いますが信託報酬の分1口あたりの重量が軽くなっている様子。
ただし転換にはそれ相応の経済合理性がないと厳しいかな。
まずキャピタルゲインがあれば20%強の申告分離課税、あと1kgの金にかかる消費税、その他もろもろの手数料で転換にかかるコストはエライことになります。
それでも1kgの地金を買うよりも安くつくのなら転換するヨロシ
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